Rhapsody「Power Of The Dragonflame」

点数…90

イタリアのシンフォニックパワーメタルバンド、ラプソディーの5thアルバムです(Rain Of A Thousand Flamesを4thとしてカウントした場合)。

本作でエメラルド・ソード・サーガのシリーズは完結となり、以降はダーク・シークレット・サーガのシリーズとなります。

シリーズ最終章を飾るだけあって、気合いの入った内容。
メロスピ好き、シンフォ好き、クワイア好きを唸らせる力作でした。

イントロの後で突進力のある「Knightrider Of Doom」から始まり、一緒に歌いたくなる「Power Of The Dragonflame」へと移行します。

今作の疾走曲は名曲揃いで、コーラスとストリングスが暴れまくる「Agony Is My Name」、空を飛んでいるかのような開放感に満ちた「The Pride Of The Tyrant」などは特に出色の出来です。

ちょうどメタルファンからのRhapsodyの評価は、このアルバムを境に徐々に下っていっているようにも思うのですが、これだけの名盤を出してしまうと、あとに続く作品も相当期待されてしまうということでしょう。

私がCDを買って初めて聴いた時の満足度も凄まじく、一時期、毎日仕事から帰ってから聴いていました。
とは言いつつも、聴きまくってたら飽きてしまって、しばらく聴けなかった時期もありましたが…
好きなものばかり食べていても飽きてくるということでしょうかね。

とにかくシンフォニックメタルが好きになってきている人は、特に一度は聴いてもらいたいアルバムです。

特に好きな曲、
「Power Of The Dragonflame」、「Agony Is My Name」、「The Pride Of The Tyrant」