ラビリンス/サンズ・オブ・サンダー 【CD】
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点数…80
イタリアのプログレッシブ・パワーメタルバンド、ラビリンスの3rdアルバムです。ジャケがセクシー路線。どうでもいい要素でしたけど。
今作後に中心人物だったギターのオラフ・トーセンが脱退します。
初めてLabyrinthを聴く場合には4th「Labyrinth」と並んでとっつきやすい1枚だと思います。
2ndは名曲が多いですが、今や入手難度が高くなっているので…
彼らの楽曲では「Save Me」が有名で、その収録アルバムが今作です。
それ以外にもわりかしわかりやすいメロスピ曲が複数収録されています。
その分、各楽曲の色合いが似てきているようなのは否めませんが。
ギターは歌メロと重なるときはずっとズコズコ言ってるだけにも聴こえてしまいますし。
序盤から「Chapter 1」、「Sons Of Thunder」といった速めの曲があって、いいと思います。
ただ彼らの曲ってメロディーがあまり私の頭には残らないんですよね。
Labyrinthに対して、このブログでは結構辛めの評点になってしまっているのは、主にそのあたりが原因です。
4曲目の「Elegy」は起伏をつけてくる上にアレンジも凝っていますね。
単なるメロスピでなくプログレッシブメタルというジャンルにも含まれてくるのは、こうした構成にも気を遣っていることによるのでしょう。
「Save Me」は珍しくクサメロで、サビのテンポもかなり速いです。Bメロあたりから期待感が増し、そのままサビに突入。
覚えやすいですし、「ワンスアゲ~~ン」の箇所がかなりのクサさを誇っていて好きです。最後の転調もプラスのポイント。
日本盤ボーナストラックの2曲のうち、「Miles Away」の方は名バラードとしてファンに評価が高いようです。終盤のキーボードの音色が覚えやすく印象に残ります。
特に好きな曲は、
「Chapter 1」、「Sons Of Thunder」、「Save Me」。