Metal Majesty「Metal Majesty」


点数…81

「Gaia」などでおなじみのオランダのロックアーティスト、Valensiaが弟のディヴィッド・クラークソンと組んだユニットです。
メタルの名を冠しているとおり若干メタルっぽくはなっているかなという感想です。

2作のリリースがあってからは動静がどうなったのかよくわからないのですが、それ以降にValensiaが表に出るのを引退すると言いつつ新作を出したりしていたので、いずれこちらのユニットももしかしたら唐突に何かあったりするかもしれません。

メタル感はさほどないですが、他のValensia作品と比べるとギターが入る量が多いですね。
歌は相変わらず上手いですし、Queenっぽさが随所に出るコーラスの量もValensia作品と変わりません。ロック色が強いからドラマティックさが薄れるのかと思いきや、バラードも多く遜色ありません。
バラードの中ではボーナストラックの「Everytime It Rains Again」とかかなりのものです。

1曲目「Grim Reeper」こそギターが暴れて始まるインストに不穏なメロディー。全部この曲みたいなアルバムなのかと思わせて、そういうわけでもないのが面白いです。

「Hope And Glory」はピアノにノリのいいメロディーとコーラスが重なってくるなかなかの曲。Valentineと一緒にやってたプロジェクトを思い出す仕上がり。なぜか90年代を思い出すアレンジなんですよね。不思議なことに。

勢いの良さだと「Stars Tonight」が群を抜いて爽やか。ピアノも跳ねている「Licence To Chill」も広く支持を集めそうな曲です。

「Magic Chemistry」はギターを弾きまくっているミドルテンポの曲。コーラスの入れ具合もValensiaっぽさが出ています。
「Wonderful Life」は優しいメロディーから始まる、これまたValensia色が強い楽曲。すぐにギターがギュインと奏でられるのですが、本家のValensiaの方でやっていても遜色ないですね。間奏が速弾きで、静と動の感じが出ています。

ちょっとギターの量が多いValensiaという1枚。1曲目と他の感じが違いすぎて惑わされかけますが、むしろ本来のValensiaっぽい楽曲が半分以上です。

特に好きな曲は、
「Hope And Glory」、「Stars Tonight」、「Licence To Chill」