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点数…90
ドイツのベテランメタルバンド、ハロウィンの3rdアルバムです。
あまりに有名なこのアルバムですが、今までここで取り上げる機会がなかったのはたまたまです。
さて彼らの知名度を一気に押し上げることとなったヒット作であり、「Eagle Fly Free」「March Of Time」「I Want Out」といった代表曲がいくつも収録されています。メロスピの歴史を追っていく上では外せない1枚でもあるのでメロスピ好きの方ならば遅かれ早かれ聴くことになるでしょう。
有名な1枚であるほど感想を書くのが難しくなります。本作はメロディーがよく一聴しただけで気に入りそうな曲が複数あるのが嬉しく、ボーカルもこのときはマイケル・キスクがハイトーンをとどろかせています。「Eagle Fly Free」「March Of Time」などで存分にそれが味わえます。
「Eagle Fly Free」はメロディーの良さがピカイチであることは言うに及ばず、キスクがハイトーンでありしかもビブラートをかけつつ高音を伸ばしまくるところにも凄さを感じさせます。透明感のある性質がまた曲と合っていて見事。私はあまりHelloweenを聴きまくっていないのですが、それでもメロスピ曲の中で個人的には十指には入る曲だと思いますね。
「Dr. Stein」「I Want Out」「Save Us」などコーラスを重ねてくるも硬質な味わいがあります。覚えやすいメロディーなのもいいですね。
「Rise And Fall」のバックコーラスは何なのかと戸惑いましたが慣れてくると面白いものです。「March Of Time」のハモリなんかは神々しさすら感じさせて感動しました。
大作「Keeper Of The Seven Keys」は複雑な感じが強く私にはあまり理解できませんが、全体的にはやはり名曲揃いのアルバムです。
特に好きな曲は、
「Eagle Fly Free」、「March Of Time」、「Save Us」。