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点数…85
イタリアのシンフォニックメタルバンド、ラプソディーのミニアルバムです。
今は亡きクリストファー・リーがナレーションとか、曲によってはボーカルを担当していたりしていたのがこの時期であり、ジャケットにでかでかと載っていますね。
発売されたのが2004年で、「Symphony of Enchanted Lands II: The Dark Secret」の前に出されました。そちらと被っている楽曲もあります。
「Unholy Warcry (Edit Version)」、「Guardians Of Destiny (English Version)」はなんとかバージョンというのが付いていることからも予想できるかもしれませんが、「Symphony of Enchanted Lands II: The Dark Secret」に異なるバージョンが収録されています。「Sacred Power Of Raging Winds」もですがこちらはバージョンを変えずに収録されたみたいですね。
このミニアルバムは全部で5曲収録なのですが、そのうちの3曲が次のアルバムと被っているということからすると先行シングルのような位置づけです。
曲ごとに追っていきますと、「Unholy Warcry (Edit Version)」は次のアルバム収録のものより少し短いです。それでもクリストファー・リーの語りとかでイントロが長いのですが、とにかくサビが良い曲。クワイアがかなり多くメロディーもクサいので個人的には満点です。サビの後半部分のクワイアの重厚さといったらたまりませんね。なぜかカラオケに入っていたりしたので、歌ったことがあります。
「Guardians Of Destiny (English Version)」は冒頭の笛の音からわかるような牧歌的な曲かと思いきや、結構鬼気迫りそうなメロディーです。
「Sacred Power Of Raging Winds」は10分超えの楽曲。なかなか速めですがそこまでメロディーが印象に残らなかったですかね。間奏の速い笛の音の方が印象深いです。
そしてこのアルバム独自の楽曲が2曲。まず「Thunder’s Mighty Roar」はなかなかハイレベルなメロスピ曲です。ファビオのデス声風の歌い方が入ってからクワイアとファビオの掛け合いになってサビ。過去の代表曲ほどの派手さはないですが、好評は得られる楽曲かと思います。
「Non ho sonno」はGoblinというプログレバンドのカバー曲。元が映画のサントラの曲なんですかね?クワイアは入りますが特にRhapsodyならではのシンフォニックメタルアレンジがされたという感じはしませんでした。
特に好きな曲は、
「Unholy Warcry (Edit Version)」、「Thunder’s Mighty Roar」、「Guardians Of Destiny (English Version)」。