Galneryus「Beyond The End Of Despair…」

点数…92

日本のメタルバンド、ガルネリウスの3rdです。

これを書いている今、ドラムのJun-ichi脱退というニュースからの驚きが覚めていないのですが、それはともかくとして、このアルバム当時のメンバーは今やSyuとYUHKIしか残っていないと考えると時の流れを感じます。

本作はその後のGalneryusを代表できるような曲が多数収録されており、充実した内容です。

楽器隊の安定感はもとより、デビュー当時は線の細いボーカルだったYAMA-Bも、今作辺りでは野太い声になってきて、迫力と貫禄が備わってきました。

YAMA-B作詞作曲の「Raid Again」はまさに新風を吹き込んだ曲。SyuやYUHKI作曲の曲のような美麗さは特にありませんが、力強さは随一。意外とクセになるメロディーを持っています。

クセになると言えば、Jun-ichi作曲の「Vanishing Hope」もなかなかです。これがまたよいサビで、誰が作曲なんだろうと思ったらJun-ichiで、驚きました。

SyuはPVも作られた「My Last Farewell」を始めとして今作もメインコンポーザーとして名曲を作っていますし、YUHKI曲の「Point Of No Return」も鳥肌もののサビです。

初期の3枚のアルバムではこのアルバムが一番好きですね。

特に好きな曲は、上に書いたのの他に
「Shriek Of The Vengeance」、「Braving Flag」