Galneryus「THE IRONHEARTED FLAG Vol. 2: REFORMATION SIDE」

点数…86

日本のメタルバンド、Galneryusが過去に発表してきた楽曲をリ・レコーディングして発表したアルバム。Vol.1では新録でしたがVol.2はリフォーメーションとタイトルについており、歌詞とタイトルも改められています。

公式サイトから持ってきましたが、曲名と元の楽曲([]の内容)の対比は以下の通りです。
1.RISE UP (THE LEGENDARY PANTHEON) [NEW LEGEND]
2.THE SIGN OF THE NEXT GENERATION [SIGN OF REVOLUTION]
3.HALL OF SHAME [BLAME YOURSELF]
4.WINGS OF MISERY [HOLDING THE BROKEN WINGS]
5.THE END OF SORROW [THE AWAKENING]
6.CRAWLING IN THE FATE [CAUSE DISARRAY]
7.ALONE [CHASING THE WIND]
8.TOMORROW [SEASONS CRY]
9.EVEN IF THE DARKNESS COMES… [VANISHING HOPE]
10.THE DAY OF RETRIBUTION [SHRIEK OF THE VENGEANCE]

「One for All – All for One」以降の作品が多いですね。それ以前だと旧曲名「SHRIEK OF THE VENGEANCE」あたりが人気曲でしょうか。「VANISHING HOPE」はJunichiさん作曲で結構個人的に好きな曲。今は脱退してしまいましたが…

歌詞を書き直したといっても、元の曲に語感を合わせた歌詞に変えられているところが多いです。例えば「EVEN IF THE DARKNESS COMES…」(元は「VANISHING HOPE」)の私が好きな箇所だと、前が「for my right、for my dreams」のところが今作で「for my life for your life」と似せた感じになっていたり。
「CHASING THE WIND」はもともと歌い出しが「ALONE~」ですからね。新たに曲名が「ALONE」となったのが面白いです。

全体的に曲のアレンジは元の曲からそれほど変わった印象は受けませんでした。「RISE UP (THE LEGENDARY PANTHEON)」はイントロが追加された形ですが歌メロが始まると前と同じような雰囲気。そもそもかなりキーが高い曲でYAMA-Bさんが歌う「NEW LEGEND」も結構きつそうでしたが、小野さんの安定した高音だと辛そうに聞こえないのが凄いです。

あまり変化はなかったとは書いたものの、例えば「THE AWAKENING」は日本語詞でしたが本作の「THE END OF SORROW」は英語の歌詞に変わりました。あとキーが上がってるんですかね。この曲はかなり雰囲気が変わったりしています。

Vol.1同様にライブDVDが付属していました。Vol.1は復活以降のいわゆる代表曲クラスが多数収録されており通しで聞きやすいかなり好きなライブ盤でした。このVol.2のDVDの方もライブが収録されていますが、Vol.1よりさらにファン向けの内容で、アルバムの真ん中ぐらいの楽曲がかなり入っている選曲となっています。

個人的にはVol.1が好みですが、Vol.2の方もなかなか良質な楽曲が入っていて楽しいです。

特に好きな曲は、
「RISE UP (THE LEGENDARY PANTHEON)」、「CRAWLING IN THE FATE」、「ALONE」、「EVEN IF THE DARKNESS COMES…」