点数…91
日本のメタルバンド、ガルネリウスの1stアルバムです。これを書いている2018年時点で、当時から残っているメンバーは2人。とはいえ15年以上続いておりベテランバンドとなりつつあります。
日本でのメロスピバンドがそれほど多くなかった時期に出てきたことと、さらにギターヒーローSyuさんを始めとしたメンバーの演奏技術も高いということで支持を拡大していったバンドですが、この1stの時点からして完成度の高さに驚かされます。
「Struggle For The Freedom Flag」「Rebel Flag」「United Flag」の3曲はバンド編成が変わってからも頻繁にLIVE演奏される楽曲で、新しいファンがこのアルバムから入ってもいけるでしょう。特に先の2曲は私も大好きで、個人的にGalneryusの楽曲の五指に入ると思います。
ボーカルYAMA-Bさんが非常にキーの高い楽曲を歌いこなしており、聴いていてスカッとします。曲もクサメロ度が全開に振りきれており、文句なしです。
「Struggle For The Freedom Flag」は彼らの代表曲となっており、序盤からズドドドと突っ走っていく力強い曲。PVでYAMA-Bさんが鎧を着ているのが当時のビジュアルを思い出されて微笑ましいです。最後のサビは非常にキーが高いのですが、カラオケでチャレンジしたくなる魅力を秘めています。
「Rebel Flag」はサビメロの美しさもさることながら、間奏でのギターとキーボードのユニゾンには背筋がゾクゾクするほどです。何度聴いても飽きません。「United Flag」は覚えやすいサビです。個人的にはコーラスの音程に疑問を感じるのですが…
有名曲以外ですと「Beyond Of The Ground」「In The Delight」「Child Of Free」あたりがなかなか速さのある曲ですね。男くささが出ている「Beyond Of The Ground」では線の細くないボーカルを聴く事ができますし、「Child Of Free」はメタルっぽくない売れ線にも聴こえるメロディーが異色です。いろいろできるバンドですね。
「In The Delight」は明るいサビがいいですね。他の有名曲に並ぶぐらいの質の良い楽曲だと思うのですが、今一つ「知る人ぞ知る」状態なのが惜しいところです。間奏がゲーム音楽風だったり、最後のサビ後ににわかに演奏が激しくなったりするのが、独特の構成で面白いですよ。
特に好きな曲は、
「Struggle For The Freedom Flag」、「In The Delight」、「Rebel Flag」。