Hammerfall「Legacy Of Kings」

点数…84

スウェーデンのピュア・メタルバンド、ハンマーフォールの2ndアルバムです。

正統派メタルっぽい外見をしており、CDジャケットもどこか男臭い力強いものが並びます。
しかしながら曲はメロディー重視なのか、かっちりした中にも良メロ曲が数多くあって、メロスピ好きとしてはノーマークではいられません。

スピードが速いバンドが好まれる日本では、あまり大きな人気を得ているわけではありませんが、母国スウェーデンを中心としたヨーロッパでは根強い人気を誇っているとのことです。

今作もCDジャケを見ただけでは、重たいを通り越して鈍重なサウンドなんじゃないかと思われるかもしれません。
しかしいざ曲が始まると、最初の「Heeding The Call」からしていきなりノリがよいのです。メロディーも速さもなかなかの良曲です。

ボーカルのヨアキム・カンスの声はなかなか特徴があります。
バンドの写真などを見ると、その見た目からぶっとい声なのかと思いきや、相当なクリーンボイスです。クリーンすぎると言いましょうか、綺麗な歌声なんですね。

「Dreamland」とか、これがまた綺麗なメロディーなんですが、普通こういう見た目の方はこの曲歌いませんよ。そんなギャップも面白いバンドです。
「At The End Of The Rainbow」あたりでは威厳のある歌い方もできていますので、曲によって歌い分けていると考えられますね。

特に好きな曲は、
「Heeding The Call」、「Legacy Of Kings」、「Dreamland」。