Hammerfall「Steel Meets Steel: Ten Years Of Glory 」

点数…86

スウェーデンのメタルバンド、ハンマーフォールの2枚組ベストアルバムです。

2007年に出まして、1stアルバムの「Glory to the Brave」から、6thの「Threshold」までの楽曲が収録されています。全29曲のボリューム。4thの「Crimson Thunder」の収録曲が1枚目と2枚目にまたがってしまっているのですが、ちょっとそこの意図はわかりません。

「The Dragon Lies Bleeding」「Heeding The Call」「Hearts On Fire」「Blood Bound」といった、各アルバムの有名曲や人気曲がだいたい入っていますので、Hammerfall初心者で興味のある方はこのベスト盤から聴くと、どういう曲をやっているバンドかわかってくると思います。あまり音楽性の変化がなく一貫しているバンドという印象ですし。

力強い曲が中心に収録されており、速さは抑え気味でもサビで掛け声を一緒に叫ぶ系統が強いですね。ベストにそれらが多く収録されたということは、やはり今後もこの路線で行くぞという方針の表れでもあるのではないでしょうか。

個人的には彼らのメロディアスな楽曲も好きなのですが、そちらはそれほど収録されていませんでした。そうした曲が好きな方は、「Keep The Flame Burning」「Secrets」などが期待に応えた曲であると言えます。ちなみに私がHammerfallの曲で最も好きな「On The Edge Of Honour」は残念ながら収録されず。

新曲が複数収録されており、「Last Man Standing」はゆっくり進んでいってサビで皆が力を合わせるようなHammerfallらしい曲。「Restless Soul」はコーラスが分厚いバラード曲です。
1st収録曲の再レコーディング「HammerFall V2.0.07」は遠くから聞こえてくるようなサビのコーラスが見事。ヨアキムの歌も力強くなっているので格好よくなりました。

特に好きな曲は、
「Keep The Flame Burning」、「Secrets」、「HammerFall V2.0.07」