クリムゾン・サンダー [ ハンマーフォール ]
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点数…87
スウェーデンのピュア・メタルバンド、ハンマーフォールの4thアルバムです。
彼らのアルバムのジャケ的には最もメロスピっぽい絵ではないでしょうか(「Renegade」も「Threshord」もかなりメロスピっぽいですが)。
ジャケ絵の通り、なかなか充実したメロディーの曲が複数収録されているアルバムです。
もともと無骨な正統派メタルという見た目のバンドですが、曲を聴いてみると楽曲が相当メロディアスであることに驚かされると思います。
「Hearts On Fire」「Hero’s Return」は、力強いコーラスとヨアキム・カンスのクリーンなボーカルと合わさって、キャッチーなサビが強化されています。
中でも特筆すべきが3曲目の「On The Edge Of Honour」。
今作随一のスピードを誇り、サビはHammerfallでもトップクラスにメロディアスです。正直言ってここまで良いメロディーの曲が出てくるとは思っていませんでした。彼らの曲で一番好きですね。
後に「Steel Meets Steel」というタイトルの彼らのベスト盤が出ますが、「On The Edge Of Honour」が収録されずかなり残念に思ったものです。
この曲の知名度が上がればメロディー派からのHammerfallへの注目度も上がったはずと思いましたのに。
ボーナストラックはLoudnessのカバー曲である「Crazy Nights」を含め3曲。他はライブ音源です。
カバー曲を収録することが多いバンドで、カバー曲集の「Masterpieces」というアルバムも出ています。今作8曲目の「Angel Of Mercy」もChastainというバンドのカバーです。
私は「Crazy Nights」の原曲を聴いたことはありませんでしたが、なかなか良いサビの曲ですね。
キーは下げていますがHammerfallのカバーも合っていると思います。
特に好きな曲は、
「Hearts On Fire」、「On The Edge Of Honour」、「Hero’s Return」。