Andre Matos「Time To Be Free」

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アンドレ・マトス/タイム・トゥ・ビー・フリー 【CD】
価格:2085円(税込、送料別) (2019/4/26時点)

点数…84

Angra、Shamanなどで知られるボーカリスト、アンドレ・マトスのソロ1作目です。
日本盤はAVALONから出ました。

原点回帰したかのような速めの楽曲が多く、初期のAngraが好きだった方も受け入れやすいと思います。6分前後の楽曲が多く、作り込まれている印象。「Rio」の間奏などは民族っぽさと神秘性がプンプンと出ていて、かなりいいアレンジです。
バラード曲もかつてのViper「Moonlight」を作り直したといわれる「A New Moonlight」などがあります。

インストからの2曲目「Letting Go」はやはりいいですね。緊迫感のあるイントロから始まる歌の美メロもさることながら、やはりマトスの代名詞ともいうべき惜しげの無いハイトーンで胸が高鳴ります。
表題曲の「Time To Be Free」も明るいメロスピです。ただ8分は少し長いかもしれません。サビがかなりいい曲なので、5分程度にまとめていれば「Letting Go」並に人気曲になったかもしれません。中盤のほわほわした効果音が不可思議で面白かったりもしますが。

「How Long (Unleashed Away)」「Rescue」などもなかなかの疾走曲です。前者はちょっとジャーマンメタルのようなサビ。後者は珍しいメロディー展開です。覚えにくい。サビはクサいのかなんなのかよくわからなくなってきますが、徐々にキーを上げていく姿勢がいいですね。

終盤の「Endeavour」は7分ほどの曲。スペーシーな壮大さがあります。この曲は前半が結構いいメロディーなので、後半に歌メロが少なくなるのがやや残念。
Journeyのカバー「Separate Ways (Worlds Apart)」が最後に収録されており、こちらも堂々とした歌いっぷりで、原曲のような澄んだ感じはありませんがパワフルさを加えています。

特に好きな曲は、
「Letting Go」、「Time To Be Free」、「Separate Ways (Worlds Apart)」