フェニックス [ ドリームテイル ]
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点数…90
ドリームテイルはフィンランド出身のメタルバンド。
日本ではちょうどDreamtale、Thunderstone、Requiemのデビューアルバムが同時期にリリースされて、新世代のメロスピバンドだと将来を嘱望されました。
その後、Requiemは解散、Thunderstoneはパワーメタルバンドの側面が強くなりつつある中で、Dreamtaleは期待に応えてメロスピ一直線に続けてくれています。
さて、今回のPhoenixは音質がどうもよくないことが話題になってしまうアルバムです。
ただ、曲はよいので気に入っている一枚ではあります。
1曲目がいきなり日本盤ボーナストラックの「Lady Dragon」、これが待ち望んだクサメロ。日本のクサメロ愛好家はこういうのが好きなんだということをよくわかってくれています。
以降も次から次へとクサメロ曲が登場。彼らはサビのハモリもちゃんと入れてくれるので好感が持てます。
クサメロ曲の割合だけなら、彼らの全アルバムのトップを走りそうです。
今作から担当の新ボーカルは、さほど際立った特徴はありませんがメロスピ向きの声です。
音程は安定していて聴きやすいと思います。
アルバム通して、音質がもっとよければさらに世間的な評価が高まっていたのではと考えてしまいますね。
ちなみにSecret Sphereの「Sweet Blood Theory」と日本盤の発売日が同じで、どちらを買うか悩んだ末に結局両方買いました。
特に好きな曲は
「Lady Dragon」、「Eyes Of The Clown」、「Take What The Heavens Create」、「Between Love And Hate」、「Firebird」。
「Firebird」は彼らの代表曲になり得るぐらいイントロからしてカッコいい。