ミッデイ・ムーン[CD] / カーディアント
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点数…90
カーディアントはフィンランドのメタルバンドです。
ジャケットも幻想的でいい感じ。
これが1stアルバムで、いわゆるキラドコ系のメロスピをやっています。
疾走曲が多い上に、ボーナストラック含めて14曲も入っているのも嬉しいところですね。
フィンランドのバンドらしい透明感も随所にあり、安定した楽曲の連続。
1stでありながらもそつのない、完成度の高い内容で、大いに今後の期待を抱かせてくれたバンドです。
ボーカルは、このアルバムではヤンネ・サクサが務めていましたが、どうも前任者が脱退したことによって、エンジニアとして参加していた彼に白羽の矢が立ったそうですね。
なかなかどうして、堂々とした歌唱です。
メロスピ界隈では珍しい中音域で、高音を無理して出さない歌唱は惹かれるものがありました。
次作は専任ボーカルを入れたのですが、正直、そちらは凡百のバンドと同じような印象を受けてしまいました。透明感が消えたというか…
今はボーカルがさらにもう1人増えて、2人いる体勢のようです。
特に好きな曲は
「Midday Moon」「Already Known」「Brontophobia」。
どうもこのアルバム、イタリアのUnderground Symphonyとの契約が流れて、日本でのみのリリースになってしまったようです。
公式サイトにOnly in Japanの文字が。あと各音楽サイトにレビューされた実績の欄に、Xametal.netについても書かれているのが面白いですね。