Gamma Ray「Powerplant」

点数…91

ドイツのベテランメタルバンド、ガンマレイの6thアルバムです。

「Land Of The Free」で揃ったメンバーで長く活動を続けていくことになった彼らですが、本作もその安定期のメンバーにより制作されました。

2012年にドラムのダン・ズィマーマンが脱退してしまいますが、それまで15年以上同じメンバーでやってきていましたから、まさに充実した時期だったと思われます。

間奏が特にカッコいいスピード曲「Anywhere In The Galaxy」で幕を開けるこのアルバム、日本盤はボーナス曲を含めて全12曲。ペット・ショップ・ボーイズやレインボーのカバー曲も収録されています。

カイ・ハンセンは本作で「Anywhere In The Galaxy」、「Armageddon」といった大作も手掛けていますが、他のメンバーがそれぞれ作曲した曲も収録されており、いずれも好内容です。
バンドの各メンバーがそれぞれ作曲できるのは強いですね。

それぞれ私が好きな曲を1曲ずつ挙げると、ギターのヘンヨ・リヒターが綺麗なメロディーの「Wings Of Destiny」、ベースのダーク・シュレヒターがスケール感のある「Hand Of Fate」、ドラムのダン・ズィマーマンは重厚なコーラスが魅力の「Strangers In The Night」を作曲しています。

Gamma Rayは数多くの作品をリリースして今もなお活躍中のバンドですが、私はこの「Powerplant」がよくまとまっていて最も好きなアルバムです。

特に好きな曲は、
「Anywhere In The Galaxy」、「Wings Of Destiny」、「Armageddon」