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点数…83
日本の音楽ユニット、アズリエルのメジャーで出した2ndアルバムです。
ユニット自体は2015年に解散してしまっています。
メジャーデビューも果たしてそちらでのCD流通もありましたが、並行してインディーズでのリリースも続けていて精力的でした。メジャーでの作品の方が音の厚みがあるような気もしますが作風はさほど変わりありません。全体的に演奏の音も大きめなのでボーカルの声が聞き取りづらいところがあるかなという気もしました。
インディーズでの作品はCDジャケットがDVDのもののようなちょっと特殊な形態だったので、メジャーで出した作品の方が今でも入手しやすいですね。
初回盤はDVD付きで、「Angel」のPVが収録されていました。ジャケット写真と同じところで歌ってます。羽が舞い散る中KOKOMIさんがひたすら歌っているというものでなかなか綺麗です。
今作にはシングル2曲とカップリングが収録されています。「Sequentia」と「鏡の闇を穿ちて」、「INNOCENT」と「ALTAIR」ですね。いずれもアニメかゲームのタイアップが付いていました。
「Sequentia」はスピード感がある楽曲で最後に転調もあってメロスピ好きの琴線に触れてきます。「鏡の闇を穿ちて」はシンフォニックなアレンジが目立っており、こちらもなかなか速めでカップリングなのが惜しいぐらいです。最後のギターも気持ちいいです。
「INNOCENT」はちょっとゆったりめでしょうか、途中で独唱になったりする不思議な曲。「ALTAIR」は速さはそこそこでインディーズ作品とも通じる典型的なAsrielの曲という印象でした。
シングル以外では前述の「Angel」がなかなか強力な疾走曲でしたし、早口でテンポも速い「緋い棘」がチャカチャカとしてて面白かったですね。「Finale」も覚えやすそうなメロディー。
そして最後の「White Feather」はかなりいいですね。最初の「Angel」と最後の「White Feather」で挟み込んでおり、このアルバムを象徴するような楽曲です。Asrielの各アルバムの最後の曲は気に入ることが多いのですがこちらの楽曲もかなりいいです。Bメロあたりからすでにメロディーの良さが頭に入ってきます。サビも聴き応えがあります。
全体的には意外と速い曲が多くてバラードが少ないアルバムでした。
特に好きな曲は、
「Angel」、「Sequentia」、「鏡の闇を穿ちて」、「White Feather」。