Blind Guardian「A Twist In The Myth」

点数…82

ジャーマンメタルバンド、ブラインド・ガーディアンの8thアルバムです。
あまりメンバーチェンジがないバンドですが、ドラムのトーメン・スタッシュが脱退して本作では後任のフレデリック・イームクが加入しています。

ボーナストラックを除くと全11曲で、長くても5分台と長尺曲はありません。

今作の前後で収録曲の「Fly」「Another Stranger Me」をシングルでカットしています。この「Fly」は難解というか、終わってからここがサビだったのかと気づくような曲です。なぜシングルにしたのかよくわかりません。この曲の別バージョンになっている「Dead Sound Of Misery」が日本盤のさらに初回に入っていますが、私としては受ける印象は同じですね。

一方の「Another Stranger Me」はストレートなロックで、サビからギターから頭に残るメロディーが多くこちらは好きです。

アルバム単位では序盤の「This Will Never End」「Otherland」から速め。続く「Turn The Page」はスピード的にはさほどでもありませんが道中のナナナナナというところがクサいですね。サビがやたらとしつこい。
お馴染みの土着的な曲は「Skalds And Shadows」が収録されていて、安心の落ち着く内容。

最後は重厚な「The New Order」で幕を閉じます。「Praise the new order~♪」のところがサビのキモになっていますがどこかで聴いたようなメロディー運びのような気も。いいメロディーだとは思います。

どれもテンポが速めでクワイアも多めで、結構求めている形のクオリティ高い1枚に仕上がっているという印象ですが、それぞれの曲があまり印象に残らないというところもありました。
端的に言うとクサメロ的なものが多くは見いだせなかったのが正直なところです。

特に好きな曲は、
「This Will Never End」、「Another Stranger Me」、「Skalds And Shadows」