Valentine「Valentine」

Valentine
Robby Valentine
ユニバーサル ミュージック
1995-10-24


点数…76

オランダのロックアーティスト、ロビー・ヴァレンタインの3rdアルバムです。
これより前はRobby Valentine名義でのリリースでしたが、今作頃からValentineの名義にしたようです。

特にメロスピというわけではないアーティストですが、Queenの影響を強く受け、ピアノを中心にした美麗なメロディーが日本でも支持を集めており、BURRN!のインタビューにも出てきたりしていることからこのブログでも紹介することにしました。同様にValensiaについても今後書くことがあるかと思います。

1曲目の「God」はQueenの「Bohemian Rhapsody」に追いつけ追い越せと言わんばかりの良曲。ピアノをバックに穏やかに始まり、徐々にコーラスが重なっていき壮大なバラードとなってから疾走を開始します。3分過ぎからの何もかもスピードアップしてからの展開が凄まじいものがあります。この部分だけがちょっとメロスピっぽくなるのが興味深いところです。

続く「Where Do We Go From Here」もピアノとコーラスが美しい、Valentineの魅力が詰まった楽曲であると言えます。ただいかにも90年代っぽいサウンドやコーラスの重ね方なので、どうしても時代を感じさせるものになっています。
「Take My Hand」はかなりアップテンポ。メロハーに通じるものがありますね。これもなかなかの楽曲。

終盤の「Dreams Never Die」なんかも割とアップテンポで結構いいのですが、個人的にはどうしてもこの手の曲だと6分半もあるのは長く感じます。イントロなどの静かになる箇所が長いというのもありますが。

前半にはアップテンポで賑やかな曲が多いですが、後半はそうでもないですね。不思議な展開をする「The Mourning Minstrel」や元気が出てくるような「Just For Fun」などのオッと思う楽曲もありますが、同じような色を持った曲が多いかなという印象です。

好きな曲は、
「God」、「Where Do We Go From Here」、「Take My Hand」