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点数…85
フィンランドのハードロックバンド、ローディの1stアルバムです。
メロスピというわけではありませんが、メロディーはキャッチーですので今回紹介させてもらうことにしました。
まず気になるのはその怪物のような見た目です。敬遠したくなるようなモンスターのイメージですが彼らをそれを守り続けています。フィンランドではこれが大人気になりました。
見た目からはデスメタルをやっているのではと思われることもあるのでしょうが、実際はハードロックです。ボーカルのMr.ローディはダミ声ですが、デス声でずっと歌っているわけではありません。
本作1stは当初日本盤が出ていませんでしたが、3rdの「The Arockalypse(邦題:ハード・ロック黙示録」が日本でもリリースされたあたりでこちらも日本盤が出るようになりました。
日本盤はボーナストラック含めて15曲収録されていますが、長くても4分半ほどで、ほとんどの曲が3分台に収まっています。
非常にわかりやすいロックの曲が多く、どの曲を切り出しても聴きやすいアルバムです。
個人的には「Devil Is A Loser」が最も好きです。語りかけるような歌い方のAメロ、楽しげになってくるBメロに続くサビはとにかくメロディーがよく、聴き飽きません。シングルになってPVもありました。
同じくシングルの「Would You Love A Monsterman?」はいきなりの問いかけから始まる彼らの代表曲で覚えやすいです。
他にも若干憂いのある「Not The Nicest Guy」、バラードみたいなタイトルなのにテンポが速い「Last Kiss Goodbye」、ダイナマイトゥナイと歌いたくなる「Dynamite Tonite」など良曲が詰め込まれています。特にアルバム後半が好きですね。
ボーナストラックの「Don’t Let My Mother Know」もなかなかの内容。
似た印象の曲が多いようにも思いますが全体を通してノリのいい楽曲揃いの好盤でした。
特に好きな曲は、
「Devil Is A Loser」、「Would You Love A Monsterman?」、「Not The Nicest Guy」。