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点数…85
ブラインド・ガーディアンはドイツのベテランのメタルバンドです。パワーメタルバンドとしては大御所の位置まで来ていると思います。
今作は彼らの5thにあたります。
ジャケットの特に裏側が美しかったので好きでしたね。
彼らの曲の特徴として、コーラスというかクワイアが厚く、迫力があることが挙げられます。
今回もそれがいかんなく発揮されており、ミドルテンポの楽曲でグワーっとクワイアが迫ってくるような感覚を覚えます。
「I’m Alive」や「The Script For My Requiem」など速めの曲も多いのですが、ミドルテンポであっても特にメロディーと曲自体の雰囲気が心地よい「A Past And Future Secret」は出色の出来です。
全編通して漂ってくるファンタジックなムードにしばし耳を傾けてみるのをおススメします。
ボーカルのハンズィ・キアシュの声は、初めて聴いたらインパクトがかなり大きく、もしかしたら慣れるまで多少の時間を要するかもしれませんが、少ししゃがれ気味の彼の熱唱がまた聴きたくなったりもしますね。
PersuaderやEternal Nightなど、ハンズィ・キアシュに似た声のボーカルを擁するメタルバンドは多いですから、この声は実はメタル向きなのでは、と思い始めています。
特に好きな曲は、
「A Past And Future Secret」、「The Script For My Requiem」、「Another Holy War」。