Fairyland「The Fall Of An Empire」

点数…82

フランスのシンフォニックメタルバンド、フェアリーランドの2ndアルバムです。

評判のよかった1stアルバムの「Of Wars In Osyrhia」以降、ボーカルのエリア・マーティンらがバンドを脱退。フィリッペ・ジョルダナを中心にバンドを再編して作られたのがこのアルバムです。
ボーカルはMagic Kingdomでも歌っていたマックス・レクラーク。私は先にMagic Kingdomを聞いていたのでこちらも違和感なく聴き始められました。ちょっとクセがある歌い方ですが下手ではありません。

本作ですが前作ほどシンフォニックに疾走というわけではありませんでした。疾走曲は少なくなっているもののスケールは大きくなっており、なんとなくRhapsody of Fireのような道筋を辿っているような感覚を覚えました。

クワイア自体は前作と同等かそれ以上に入っています。サビ以外の箇所でもふんだんに入れてきているので、クワイア好きの方は楽しめると思います。前作では男性的なクワイアが入るが女性ボーカルのエリサが頑張るという構成でしたので、女性ボーカルも際立っていたと思ったのですが、今作はクワイアの多くもマックス・レクラークも男性ということで、ボーカルの声がクワイアに混じってしまっているところがあるのは否めません。
割とよさげな速めの曲「The Walls Of Laemnil」では逆にサビのクワイアがやや寂しいというのが少し残念。

「The Fall Of An Empire」、「Anmorkenta」など佳曲はあるのですが、サビメロを一度聴けば覚えられるという類ではなく、聴き込んで良さがわかるタイプになりそうです。
ただ7曲目「Clanner Of The Light」は1stに近い路線でメロディーもよく、すぐに気に入った曲でした。

「In Duna」はサラ・レイサックという女性ボーカルがゲスト参加しています。歌い上げる女性ボーカルの後にクワイアが入るという構成が美しいです。
あと最後を飾る「Across The Endless Sea」は次作でも同じタイトルがPart2としてお目見えします。これもそこそこ速めではあります。

特に好きな曲は、
「Clanner Of The Light」、「Anmorkenta」、「Across The Endless Sea」