MK 2 [ マスタープラン ]
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点数…85
ジャーマンメタルバンド、マスタープランの3rdアルバムです。
2ndのツアー後にボーカルのヨルン・ランデとドラムのウリ・カッシュが脱退。
バンドの根幹をなすメンバーの離脱を乗り越えて制作されたアルバムとなりました。
新ボーカルには元RIOTのマイク・ディメオ、ドラムは元RAGEのマイク・テラーナが加入。
新生Masterplanの始動だったのですがマイク・ディメオはこの1作のみ。マイク・テラーナも次作後に脱退とあまり定着しません。
前作までのアルバムはAvalonから日本盤が出ていましたが、本作はSpace Shower Musicから出ました。
内容は力強いメロディックスピードメタル。新加入のメンバーも実力者だったので、過去作と比べても技量の面で引けを取りません。マイク・ディメオ歌うまいです。結構好き。
スケールの大きい1曲目に続く2曲目の「Warrior’s Cry」からいきなりの疾走。イントロのリフで名曲が確信できる充実したメロディーの楽曲です。サビ前のBメロからすでにいいメロディーですからね。最後の転調も聴きどころです。
アルバム前半はアップテンポな楽曲が多く好ましいですね。
「Keeps Me Burning」はイントロからしてコテコテのメロスピ。サビも親しみやすいメロディーです。
シングルにもなった「Lost And Gone」は3分足らずのミドルテンポの楽曲。コーラスの入れ方がよいと思います。
惜しむらくはアルバム後半にミドルテンポの楽曲が多く、前半の勢いが持続していないことですかね。
まあ速さ一辺倒がいいわけでもないですね。
「Masterplan」「Enemy」は速いです。
バンド名を冠した「Masterplan」はさすがに気合が入った演奏です。タイトル連呼系のサビはそこまで私のツボではなかったのですが。
特に好きな曲は、
「Warrior’s Cry」、「Lost And Gone」、「Keeps Me Burning」。