ジ・オリジンズ [ ケリオン ]
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点数…88
フランスのシンフォニックメタルバンド、ケリオンの2ndアルバムです。
こういうわかりやすいジャケット絵はいいですね。これがメロスピじゃなくて何なんだって思うぐらいですからね。
Rhapsody Of FireよりもFairylandに近いタイプのシンフォニックメタルをやっています。
Fairylandもフランスですから同郷ですね。
そのつながりからか、Fairylandのメンバーがコーラスでゲスト参加しています。
女性ボーカルのバンドで、柔らかい声質で細やかに歌い上げています。
パワーの面では物足りなさを感じることもありますが、各楽曲のサビでは重厚なクワイアが入ってきますので、問題ありません。
印象としてはFairylandの1st「Of Wars In Osyrhia」に近いですね。あちらも女性ボーカルでしたし。エリサのパワフルなボーカルとはまた違った味わいになっていますけれど。
メロディーもクサく、2曲目の「Time Of Fantasy」を聴いた時点で購入して正解だったと実感しました。
実際は疾走曲ばかりというわけではないアルバム構成ですが、その分速い曲にありがたみは湧きますね。
少し変わったメロディーの展開を見せる「Black Fate」、サビで視界が明るく開けていく「Dark Isle」、クワイアのみのサビかと思ったら後から女性ボーカルが入ってきて一層美メロが際立つ「Resurrection」など優れた楽曲が複数収録されています。
ただ後半に行くほど長尺曲が多くなり、ボーナストラック含め70分もあるのは長すぎると感じるかもしれません。
特に好きな曲は、
「Time Of Fantasy」、「Black Fate」、「Dark Isle」、「Resurrection」。