|
点数…80
AsrielのボーカルであるKOKOMIさんのソロシングル作です。
私はAsriel解散後の動きは追えていなかったのですが、この記事を書くにあたって調べたら、KOKOMIさんは最近ご結婚、出産されたそうで、おめでたいことです。
本作はPS3ソフト「うみねこのなく頃に~魔女と推理の輪舞曲~」のオープニングテーマです。物憂げな表情をしたベアトリーチェがジャケットに描かれています。
「うみねこのなく頃に」は竜騎士07さんらの作った同人ゲームから派生してアニメ化ゲーム化が進んだ作品。
アニメのOPは志方あきこ「片翼の鳥」、EDがJIMANG「la divina tragedia ~魔曲~」なのですが、どちらもクワイアが使われていて、シンフォニックメタル好きの人にもウケがいいのではないかと思います。
さて、前提の説明が長くなってしまいましたが、肝心の楽曲についてです。
タイトル曲「誓響のイグレージャ」の作詞作曲は志倉千代丸さんで、ゲームやアニメ界隈ではよく名前を聞く方ですね。「うみねこ~」にも、「ひぐらしのなく頃に」にも関わりがある方です。
こちらもクワイアが多めで、ストリングスからクワイアが入ってくるのがシンフォニックメタルっぽさを感じられてゾクゾクします。
KOKOMIさんの歌声はAsrielでのものと特に変わっておらず、路線自体もこのソロ作とAsrielとで同じ方向を向いているように私には思えたので、特に違和感もありませんでした。逆に言うと意外性もなかったようにも思うところです。
サビは結構キーが高いのですが、さすがに安定して出せています。サビメロは結構クサさがあって好みですね。サビが終わるところでクワイアと入れ替わる構成も聴きどころ。
シングル曲なのでカップリング曲があります。「イェソドの月」というタイトルで、作詞はKOKOMIさん。歌詞に「うみねこ」とか出てきて、タイトル曲同様にゲームの雰囲気作りに貢献しています。ちょっと可憐なところもあるポップな曲です。
Asrielかうみねこファン以外はなかなか手に取る機会がないシングルかもしれませんが、個人的にはなかなかいい発見だったように思いました。
特に好きな曲は、
「誓響のイグレージャ」。