Dionysus「Fairytales And Reality」

点数…80

スウェーデンのメタルバンド、ディオニソスの3rdアルバムです。

バンドはこの後解散しましたので、事実上の最終作です。

各メンバーはSaint Daemonなどに分かれていきました。BURRN!のSaint Daemonインタビューにて、Dionysusは解散したということが言及されていたように思います。

私は結構後追いで買うことが多く、今作も解散後に買いました。
前2作がメロスピのアルバムとして評判がよかったのですが、今作についてはあまり評判自体を聞くことがなかったため、やや不安でした。

実際に聴いてみると、やっていることは基本的には前作と変わりありません。
オラフ・ヘイヤーのボーカルもいつも通りです。
コーラスも厚めに入っています。

スピードの速くない曲が多いのも前作と同じですね。
前作で速かったのは「Divine」ぐらいでしたが、今作は「The Orb」「Dreamchaser」辺りがスピード曲です。

各楽曲のメロディーがあまりクサくないというか、やや印象に残りにくいとは思いました。
ちょっとどこかで聴いたようなメロディーが多いのも気になりますし(具体的に何かは思い出せないのですが)。

あとオラフ・ヘイヤーが高音出すところが少ないですね。キーが高ければいいというものでもありませんが、その分メロディーの起伏が乏しくなってしまったのかもしれません。

特に好きな曲は、
「The Orb」、「True At Heart」、「Dreamchaser」