翔び出せ!コルピクラーニ [ コルピクラーニ ]
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点数…84
フィンランドのメタルバンド、コルピクラーニの1stアルバムです。
邦題は「翔び出せ！コルピクラーニ」。
邦題のおかしさとPVの面白さがやたらと話題になるバンドなのです。
それだけに色物枠として見られがちですが実力は確かです。
注目を集めるきっかけとなったのが「Wodden Pints（邦題：酒場で格闘ドンジャラホイ）」のPV。
まだ見たことのない方は、一度見ておかれることをおすすめします。
彼らの公式チャンネルがPVをアップしていましたので、貼り付けます。
なぜ小屋から出てくるのかとか、ボーカルが凄いガニ股だとか、太鼓の叩き方は何なのだとか、「Wodden Pints」のPVについてはいろいろなところで語られているので、あえてここで詳しく書くのは避けて、アルバムの内容に移ります。
今作は全14曲となかなかの曲数ですが、インスト曲がそのうち5曲収録されているのが特徴的です。
インスト曲は短い曲が多い割に、「Pixies Dance」「Juokse Sina Humma」といった、ヴァイオリンの奏でる音色がすさまじいクサメロの曲があり驚かされます。
歌メロのある曲に関しては「God Of Wind」「You Looked Into My Eyes」などが速いですね。
ただクサさで言うと、イントロの方がサビよりクサかったりしますので、そこのところをどう捉えるかだと思います。歌も楽器の一部とみるかどうか。
全体として民俗的なメロディーが聴こえてきてどこか遠くの森を想像してしまいます（PVの影響を受けています）。ネタ以外の音楽性でも十分評価されるバンドであると思います。
特に好きな曲は、
「Wooden Pints」、「You Looked Into My Eyes」、「Pixies Dance」。