Korpiklaani「Tervaskanto(コルピと古の黒き賢者)」

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Tervaskanto【中古】
価格:14962円(税込、送料無料) (2017/2/9時点)

点数…85

フィンランドのメタルバンド、コルピクラーニの4thアルバムです。
邦題は「コルピと古の黒き賢者」。

コルピクラーニもあまり日本盤のリリース元が安定しませんね。
今作はハウリングブルから出ました。初回限定盤はShaman時代や1st~4thの楽曲のPVの他ライブ映像も収録されたDVD付き。上のリンクは輸入盤なのでお間違えなきようにお願いします。

帯には「この作品をもって祭メタルへとレベルアップ!」とか書いてあります。

実際に聴いてみると結構派手目な楽曲が多いですね。
これまでの作品同様のフォークメタルの要素はそのままに、特にアコーディオンの音色が目立っているような印象を受けます。
イントロから響き渡るアコーディオンの音色はまさに酒場の情景が目に浮かんでくるようです。

ヒッタヴァイネンのフィドルも響き渡っており、過去作よりもさらに派手になった感もあります。

テンポが速い曲が大半となっており、少ししゃがれ声のヨンネのボーカルに慣れる事ができれば、メロスピ好きの方も安心して聴けると思います。
「Vesilahden Veräjillä」以外は全部疾走曲に数えられそうです。

全体的に佳曲が続くものの、突出していい曲と言うのは見受けられません。逆に言うとどの曲も平均以上のいい曲と言うことにもなりますね。ただちょっと似た曲が多いんですよね。

表題曲の「Tervaskanto」はメロディーが頭に残る強力な楽曲。歌メロも楽器も同じ旋律を奏でています。笛の音が特にいいですね。

「Let’s Drink」の邦題「朝から飲もうぜ」は、2ndの「吐くまで飲もうぜ」(「Beer Beer」)につながるような酒場っぽい躁な曲。聴いているとちょっと気が楽になってきます。

意外とメロディーが面白いのが中盤に収録されている「Palovana」。歌詞がフィンランド語なので何と発音するかもわかりませんが、なんか遠くから迫ってくるようなサビがクセになります。

特に好きな曲は、
「Let’s Drink」、「Tervaskanto」、「Viima」、「Palovana