D’espairsRay/REDEEMER 【CD】 |
点数…80
日本のヴィジュアル系ロックバンド、ディスパーズレイのメジャーデビューアルバムです。
彼らは2011年に解散しており、メジャーデビュー後よりも、インディーズ時代の活動の方が長かったことになりますね。
海外でウケがよく、wikipediaには本日時点でこのアルバムの日本語解説がないのに、英語の解説はあるという面白い状況となっています。
表題曲「REDEEMER」は初回限定盤にPVが収録されています。力強く破壊的なサウンドで向かってきます。メロスピではありませんがこのヘビーな曲調も魅力があります。
「マニア向け」を称するデスボイスを取り入れたラウドロック風のサウンドのイメージが強いバンドですが、このちょっと前のシングルから、キラキラとしたビジュアル系サウンドの傾向も多少見えてきました。
シングル曲は「BRILLIANT」、「KAMIKAZE」、「HORIZON」の3曲。「BRILLIANT」と「HORIZON」はかなりメロディアスです。
「HORIZON」のような爽やかなロック路線が、メロスピにも通じるところがあって個人的に好きなのですが、このタイプの曲はさほど多くはありません。
と思っていたら本作最後の「HEAVEN’S COLOR」がありました。これはいいですよ。「HORIZON」ほど一般寄りではないのですが、サビのコーラスの入れ方はまんまこの路線です。美しいですね。
シングル以外は「琥珀」「R.E.M -冬の幻聴-」「PARADOX 5」のようなメロウな楽曲が多めですね。じっくり聴かせる曲調となっています。
賛否が分かれそうなのが「夜空」で、彼らにしては明るすぎる曲だと感じました。別にD’espairsRayがこういう曲やらなくてもいいんじゃないのと思いますので、私としては否寄りですね。初めての方でも聴きやすい曲ではあるのですが。
特に好きな曲は、
「BRILLIANT」、「HORIZON」、「HEAVEN’S COLOR」。