アンジュ・ウ・デモン〜天使か悪魔か〜 [ マニガンス ]
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点数…85
フランスのパワーメタルバンド、マニガンスの1stアルバムです。
全編フランス語の歌詞ですので、バンドのこだわりを感じます。
初めて聴くにはとまどうかもしれませんが、曲のメロディーはかなりのものですので、聴かず嫌いは損であるとすら思えます。
ちなみに私は大学時代に第2言語は仏語でしたが、相当忘れています。
フランスのメタルというと個人的にはHeavenlyですが(あとKareliaも)、このManiganceが真っ先に思い浮かぶ人も多そうですね。
アルバムの話ですが、2曲のクサメロ曲がそびえたっています。
表題曲の「Ange Ou Demon」と、Sortilegeのカバー曲の「Messager」ですね。
他にもスピードの速い曲はありますが、ややアルバム後半は退屈だった印象です。曲のスケールは大きくなっていくんですけどね。
「Ange Ou Demon」は音階が上がっていくイントロから始まり、早速の疾走です。
サビのメロディーとキーボードの味付けが実によく、美しい。
普段聞きなれない発音ですが逆に優雅さや余裕のようなものまで醸し出してきています。サビでビヤーンっていうのはbienですね。très bienとかの。
カバー曲の「Messager」、元々のSortilegeのことはよく存じませんが、Maniganceのライブにボーカルがゲスト参加しているのがYoutubeで見られたりしますので、仲良いんですね。
かなりのクサメロのサビで、コーラスも厚めになっているのが嬉しいですね。
メッサジェエ~エエエ~エエ~♪というように伸ばしながら音程が上へ下へ行くのが実にクサメロ。こういうのが好きです。
特に好きな曲は、
「L’ultime Seconde」、「Ange Ou Demon」、「Messager (Sortilege)」。