Gloryhammer「Tales From The Kingdom Of Fife」

点数…85

イギリスのメタルバンド、グローリーハンマーの1stです。

Alestormで活動するクリストファー・ボウズが、こっちの方向性もやりたかったということで新たに結成したメロディックスピードメタルバンド。

この1stと、のちの2ndを聴いた今でこそ、今後も期待できそうなメロディックスピードメタルバンドの一角を担うと思っているGloryhammerですが、1stのジャケットを見ただけでは単なるB級バンドで、最初だけ日本盤が出たというだけの認識でした。

ところが各所で評判の良いアルバムでしたので購入。
実際になかなかメロディーの良い内容でした。

CDのジャケットも鎧、PVでのボーカルも鎧を着ていて、なかなか凝っています。他のメンバーも魔法使いのような中性っぽい格好ですしね。

Galneryusも初期に鎧を着ていましたが、割とあっさり脱いでいました。
Gloryhammerはいつまでこのスタイルで行くだろうかと思っていたところ、2ndでは近未来的な、宇宙の鎧のような衣装に。
魔法使いっぽい人たちはやっぱり魔法使いっぽいので面白いですね。

アルバムについて、まずやたらとタイトルが長いですね。日本語で言うと「なんとかのなんとかのなんとか」とか「なんとかかんとかのなんとかかんとか」という感じです。まあいいんですけど覚えにくい。
Rhapsody Of Fireもタイトルが長いですけど、もっと長いかもしれません。ファンタジー世界のメタルはタイトルが長くなるんでしょうか。

曲の方では、個人的に好きな曲が前半に集中しています。
名刺代わりの疾走曲「The Unicorn Invasion Of Dundee」はこの1曲で元が取れそうなクサメロ。最後の転調もよしです。

続くのは「Angus Mcfife」でPVも作られています。テンポとしては普通ですが親しみやすく覚えやすいメロディーです。
他に「Magic Dragon」「Amulet Of Justice」「Wizards!」などがメロスピ曲と言えそうです。

特に好きな曲は、
「The Unicorn Invasion Of Dundee」、「Angus Mcfife」、「Magic Dragon」