Stratovarius「Episode」

点数…87

フィンランドのメタルバンド、ストラトヴァリウスの5thアルバムです。

日本での人気もかなり増してきた頃だったでしょうか。
翌年リリースの「Visions」ではBurrn!編集部と揉めたりもしましたが…

前作からメンバーチェンジがあり、キーボードにイェンス・ヨハンソン、ドラムにヨルグ・マイケルが加入。
ほぼ全盛期のメンバーがここで固まった印象があります。

ベースのヤリ・カイヌライネンの脱退まで同じメンバーですから、10年近くですね。その間リリースされたアルバムは良作が多いです。

今作の曲もかなり充実しており、シングルとしても発表された「Father Time」「Will The Sun Rise?」がいきなりの1、2曲目。

「Father Time」は疾走感にティモ・コティペルトのハイトーンが冴える名曲。
コーラスのハモリも澄んでいて美しささえ感じられます。
この澄んだコーラスはStratovariusのお家芸であり、強みですね。

「Will The Sun Rise?」は突飛なサビのメロディーで最初戸惑いましたが、なかなかクサみがあって何度も聴きたくなる魅力があります。

他にも「Speed Of Light」「Tomorrow」といった速めの曲があります。「Tomorrow」はのちの「Forever Free」に少しメロディーが似ていると言われますね。実際に似ています。

そしてストリングスの効いている名バラード曲「Forever」ですね。フルートも入るのが個人的にポイント高いです。落ち着きます。

Stratovariusにありがちな、スローで長い楽曲が今作でも多く出てくるため、私はそこはあまり好きではありませんが、各楽曲で見ると粒ぞろいのアルバムであると思います。

特に好きな曲は、
「Father Time」、「Will The Sun Rise?」、「Tomorrow」