【CD】IVトゥ・ダイ・フォー [WBEX-25006]
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点数…82
フィンランドのメタルバンド、トゥー・ダイ・フォーの4thです。タイトルのままですね。
今回このアルバムについて書くにあたって、To/Die/Forの近況について調べてみることにしたのですが、なんと2016年7月に解散。
私は熱心なファンというわけではなかったのですが、解散となると残念に思いますね。
バンドはいわゆるメロスピをやっているわけではなく、どちらかというとゴシックメタルです。
テンポは割と速い曲も多く、キーボードも主張していて音が洗練されている印象です。
音楽性はHIMに近いですかね。
どちらにも在籍経験のあるキーボーディストもいましたし。
今作は大幅なメンバーチェンジを経て作られた1枚です。
結構メンバーの入れ替わりが激しいバンドだったようですね。
ジャケットの絵からはあまり想像できませんでしたが、先に書いた通り意外と速めの曲が多いのです。
1曲目の「Autumn Forever」、次の「This World Is Made For Me」とアップテンポです。
曲調は特に明るくはないのですが、メロディーはよいですよ。
いくつもの曲が同じように聴こえてしまうというのは少し気になりますが、アルバムの半分ほどがアップテンポな曲であり、メロスピ好きとしてもなかなか満足できる内容でした。
ボーカルの声質が北欧っぽいというか(?)メランコリックさが出ているというか、やけに悲壮感が感じられて肌寒いです。音楽性には合っていると思います。
特に好きな曲は、
「Autumn Forever」、「Little Deaths」、「No Turning Back」、「Fragmented」。、