【中古】洋楽CD ストラトヴァリウス/フォース・ディメンション[限定版]
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点数…80
フィンランドのメタルバンド、ストラトヴァリウスの4thアルバムです。
今作からボーカルがティモ・コティペルトに。
当初は線が細いわけですが、バンドの透明性のある雰囲気づくりには合っていたと思います。
まあ私はティモ・トルキのボーカル時代のアルバムは「Fright Night」しか聴いていないのであまり比較になりませんが…
ボーナストラックを除くと全11曲。このうちインスト曲が2曲です。
あまり疾走曲が多くはありません。ミドルテンポで7分越えという曲がそこそこあり、個人的にはあまりその部分に関しては好みではないですね。
今作は各楽曲のアレンジが凝っていていいですね。ふわふわとして昔のSFっぽさがある「Galaxies」。
「Nightfall」は屋外にいるような静けさの中にコティペルトの歌声が遠くから聴こえてきます。「Winter」という、まんまなタイトルの曲もあり寒々しい雰囲気の醸成が行われています。
アルバム後半はミドルテンポで眺めの楽曲が続くので、そこは少し物足りないかも。
疾走曲の方ですが、冒頭の「Against The Wind」はネオクラのようなコーラスアレンジとメロディで盛り上げてきてから、来たぞ来たぞという感じのサビに。
サビに洗練さとクサさが両方つまっており、Stratovariusの代表曲にもなれそうな楽曲です。間奏のギターソロのメロディーはどこかで聴いたような気になりますね。
続く「Distant Skies」もやはりいいですね。「Visions Of Europe」で初めて聴いたのですが、オリジナルも名曲。疾走曲の範疇でしょうが速すぎることもなくちょうどいいです。メロディーが覚えやすいので一度聴いた時点でもう気に入りました。
6曲目の「Lord Of The Wasteland」も速いですね。コティペルトの歌い方が自信なさ気に聴こえてしまいました。なかなかの楽曲であるだけに惜しい。
今作後にまたもメンバーチェンジを経て、人気作である次作「Episode」へと続いていきます。
特に好きな曲は、
「Against The Wind」、「Distant Skies」。