Tobias Sammet’s Avantasia「Lost In Space. Part 1」

点数…70

EDGUYのトビアス・サメットが率いるロックオペラプロジェクト、アヴァンタジアのEPで、Part2も前に感想を書きました。

Part2は表題曲以外でクサメロの疾走曲が多かったのでかなり掘り出し物感があって嬉しくなりました。
今作はミドルテンポの楽曲が中心であるためにメロスピ好きとしてはやや消化不良かもしれませんね。

速いのは3曲目の「Another Angel Down」。ヨルン・ランデをフィーチャーしている力強い楽曲。
なかなかキャッチーなAメロBメロからは予想のつかない、うねりのようなメロディーのサビが独特です。ヨルン・ランデのボーカルのパワーに助けられている感はありますが。

そもそも表題曲の「Lost In Space」自体が聴かせるタイプの楽曲。
1でも2でも聴いたのでサビなんかはすっかり覚えてしまいましたが、割と覚えやすいメロディーでもあります。
転調するところで心地よさも覚えますし。

2曲目の「Lay All Your Love on Me」はABBAのカバー。聴きやすいですしコーラスが割と厚めで好ましいです。こういう曲がアルバムに1曲あると嬉しいですね。
6曲目の「Ride The Sky」はHelloweenかと思いきや別バンドの曲。Lucifer’s Friendというバンドらしいですが私は詳しくありません。
この2作はカバー曲が多く、1でも2でも2曲ずつです。私は不勉強なことに原曲をいずれも知らないので、ほぼオリジナル楽曲と同じように聴いています。

短いインスト含め全6曲ということでやや物足りなくもあります（2,000円は高い）。
あとPart1か2かで問われると私は断然2の方を推しますね。今作はトビアス・サメットファン向けのアイテムのように思いました。

好きな曲は、
「Lost In Space」、「Lay All Your Love on Me」。