Tobias Sammet’s Avantasia「Avantasia: The Metal Opera Part 1」

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点数…84

ドイツのメタルバンドEdguyのトビアス・サメットが始めたプロジェクト、アヴァンタジアの1stアルバムです。
日本盤はボーナストラック含めて15曲入りのボリュームです。短いインスト曲もありますが10分越えの大作も。

アヴァンタジアの話題になると、とかく豪華ゲストの話になることが多いですね。
今作では演奏はGamma RayやRhapsodyのメンバーが参加しているわけですが、特にボーカルに注目が集まりました。

カイ・ハンセン、アンドレ・マトス、オリヴァー・ハートマン、シャロン・デン・アデル、ロブ・ロック、さらにマイケル・キスク。
マイケル・キスクが参加するということで結構な数のファンが注目するのですからスター性がありますね。

有名どころのボーカリストが次々と登場するのが実に豪華でした。
メタルを聴き始めの人が、このアルバムから好きなボーカルを探すということすらできそうです。

アルバムには意外と疾走曲があります。
メタル・オペラと銘打たれており、オペラという単語に壮大さは感じても、スピードはそれほど感じないとお悩みの諸兄も、まずは安心して購入できると考えます。

トビアス・サメットとマイケル・キスクのツインボーカル体制の「Reach Out For The Light」は序盤から充実の疾走曲。キスクの高音が綺麗で爽やかさがあります。
終盤の大曲「The Tower」もキスクの伸びのある高音が惜しげなく収録されている疾走曲。

冒頭のコーラスでかなり期待を抱かせる「Sign Of The Cross」はその後もコーラスが一体となってゆっくり進んでくる曲。
Shamanのライブアルバムでもカバーされていました。

「Breaking Away」や「Avantasia」はコーラスがEdguyっぽくて(バンドタイトルを冠した曲ですが)、あまり新鮮味は感じませんがコーラスが厚めでよいです。トビアス・サメットのボーカルの割合が多いからEdguyっぽいのでしょうね。

収録曲数は多いものの、キラー曲はそれほど多い印象はありませんでした。高品質のアルバムですが、まだ名曲が生まれる余地を感じます。

特に好きな曲は、
「Reach Out For The Light」、「Breaking Away」、「The Glory Of Rome」