摩天楼オペラ「INDIES BEST COLLECTION」

点数…85

タイトルの通り、摩天楼オペラのインディーズ時代の代表曲を収録したベスト盤です。
インディーズ時代にリリースされたシングルCDの1曲目や、入手しにくかった「R」や「GENESIS」も収録されています。後追いのファンにとっては助かりますね。

PVも4曲収録(「alkaloid showcase」「ANOMIE」「Murder Scope」「R」)ですが、「R」以外は先のCDに付属のDVDにて既発でしたかね。

彼らは以前に「COUPLING COLLECTION 08-09」というカップリング曲のベスト盤も出しており、そちらと曲が被っているのはちょっとどうかと思いましたし、あとオリジナルアルバム「ANOMIE」の初回限定盤には未収録で、通常盤から収録された「Eternal Symphony」がいきなりこちらにも収録されたのも驚きでした。

「ANOMIE」のレビューでも書きましたが、もしも初回盤持っていたのに、この曲目当てでわざわざ「ANOMIE」買い直してたら、1年後にこのべストが出たので悲劇ですからね。

肝心の曲ですが、さすがにベスト盤だけのことはあって粒ぞろいです。
後にシンフォニックメタルの要素が強くなってくるバンドですが、インディーズ時点ではバンドサウンドが中心の疾走曲が多いですね。

アルバム未収録だった「GENESIS」や「R」はなかなかです。
メジャーに行きかけてる境目の時期に出ていた曲であり、コーラスやサウンドに厚みがあってゴージャス。

「Murder Scope」はシングルを購入していました(カップリングの「Cocoon」は結局アルバム未収録なのですね)。
歌詞はインディーズのビジュアル系っぽいなあと思う内容ですが、高音のクサメロが轟く名曲。

アルバム「ANOMIE」やミニアルバム「GILIA」を持っていれば半分ほどの収録曲は網羅できる内容ですが、後発のシングルがいい内容ですので押さえておきたいアルバムかと思います。

※最初の記事公開時点から少し点数直しました。すみません。

特に好きな曲は、
「GENESIS」、「Murder Scope」、「R」