少女病「metaphor」

点数…83

日本の音楽ユニット少女病の、メジャー2枚目のシングルです。2曲入り。

表題曲「metaphor」は、アニメ「聖痕のクェイサーⅡ」のEDのタイアップが付きました。

相変わらずの難解な歌詞はいろんなところで考察が行われているようです。私はメロディーがよければいいという手合いなので、そこはあまり気にしていません。

嬉しいことに2曲ともテンポが速い楽曲で、質の良いメロスピ曲と言って差し支えないと思います。

今作も本職の声優が語りで参加しており、曲の盛り上げに一役買っています。

「metaphor」の方はかなり序盤から飛ばしている楽曲。クワイアが後ろの方で聴こえてくるなど、シンフォニックメタルの要素も強くクオリティは高いです。

サビの英語は最初何を言っているのかよくわかりませんでしたが、勢いはかなりのもの。
サビの直後にストリングスもサビのメロディーを奏でており、そこがまたクサさを醸し出していますね。

一番最後のサビが高音で終わるのが突飛な感じがしますね。

次の「灰色のトランジェント」はカップリング扱いなのでしょうか？
カップリングにしておくのが惜しいほどの名曲です。

「metaphor」の方が速いとはいえ、こちらもなかなかの速さ。個人的にはこちらの方がメロディーが好みですね。
歌詞はなんとなくストーリーがわかりそうな感じです。

Bメロからサビに移行する寸前のキーの上がり方が、クサさを超えて恥ずかしくなるようなメロディー。こうした無茶なキーの上がり方は少女病特有ですね。

アーアーと後ろでコーラスが続いているのが厳かな雰囲気づくりの要素となっています。

ということで、2曲だけなのでもちろんアルバムほどのボリュームがあるわけではありませんが、どちらもなかなかの良曲でした。

特に好きな曲は、
「metaphor」、「灰色のトランジェント」。