摩天楼オペラ「AVALON」

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AVALON [ 摩天楼オペラ ]
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点数…85

ビジュアル系ロックバンド、摩天楼オペラのメジャー3rdアルバムです。

初回盤ジャケットの絵は、ロマサガなどのイラストを担当された小林智美氏。確かにロマサガっぽくなっていて、いいですね。

前作の「喝采と激情のグロリア」がシンフォニックメタルに舵を切ったクワイアも多い名作で、今作はさてどうなるかと思っていました。

前作ほどクワイア満載というわけではありませんが、路線としてはシンフォニックメタルを継続していますね。良い曲も多いのですが、曲のパワーは前作の方が上だったかなという印象です。

先に出たシングルが「orb」と「隣に座る太陽」でした。

「orb」は彼らのシングルとしては珍しいパワーバラード。サビが同じメロディーの繰り返しに聴こえ、最初は地味な曲なのか?と思いましたが、サビが結構クセになってきました。今ではお気に入りです。
サビでホールの正面に立つPVもいい感じでしたね。

「隣に座る太陽」は、実は未だに良さがよくわからない曲となっています。曲の雰囲気はインディーズ時代に近いように思えますが、サビに高揚感がそこまで感じられず。聴きやすい曲ではあります。

シングル曲がメロスピではなかったので、アルバムそのものもメロスピではないのかと不安もありましたが、実際はそういうわけでもありませんでしたね。

アルバム曲では「天国の扉」「輝きは閃光のように」「Jolly Rogerに杯を」あたりがシンフォニック要素も残したメロスピ曲です。

速めの曲は多いです。
中盤辺りは実験曲なのか捨て曲なのかわからないような曲がちょいちょいありますが。

最後を飾る「天国の在る場所」は6分超で、PVも作られた楽曲。
冒頭からクワイアをふんだんに使ってくる構成で、歌メロにかなり厚みがあります。
クワイアが主旋律と同じメロディーを歌っている箇所が多いため、ハモリが少ないというのはありますが、スケールも大きく前作からファンになった方は特に受け入れやすいのではないでしょうか。

特に好きな曲は、
「天国の扉」、「orb」、「天国の在る場所」