Thunderstone「Thunderstone」

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Thunderstone【中古】
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点数…82

フィンランドのパワーメタルバンド、サンダーストーンの1stアルバムです。

もう15年以上活動しているベテランバンドになってきていますね。
Dreamtaleの1stでも書きましたが、Dreamtale、Requiem、Thunderstoneの1stの日本盤リリースがちょうど時期が重なったんですよ。2002年ごろ。

当時私はまだメタルを聴いていなかったのですが、メロスピ自体が結構盛り上がっていた時期でしたので、新時代を担う若手バンドということで期待されていました(というのをレビューとかで読んだ)。

今作は買う人を選びそうなジャケットの絵。
硬派寄りのアルバムかなと思います。速めの曲の割合は半分ぐらいですね。

中音域のボーカルは割と歌えており、なよなよした感じがないのでパワーメタル好きには受け入れられそうです。
スローテンポな曲やバラード曲ではかなりうまく聴こえますので、もしかしたらそちらの方が向いているのかも。

キーボードはピロピロ系。そこまで主張が激しくはありません。
CDが出た当初は、日本ではSTRATOVARIUSに似たバンドとして捉えられていたようです。ボーカルの声はティモ・コティペルトとは全く似ていないので、主に曲作りと演奏面でしょう。

肝心のクサメロですが、最初の「Let The Demons Free」はかなりいいメロスピ曲。
速さもあってキーボードがキラキラしています。コーラスもこの曲は厚めで聴き応えがあります。
ボーカルもサビの最後の高音を頑張って出しています。

他の疾走曲も悪くないですね。「Me, My Enemy」のコーラスは明らかにストラトっぽくて面白かったです。

彼らはこの後、3rdの「Tools of Destruction」を聴いた時点では正統派路線に向かっていたような印象でした。しかし近作の「Apocalypse Again」を試聴した限りではメロスピ路線へ回帰しているようにも思えます。実力のあるバンドだと思うので再びメロスピ界隈を盛り上げてくれるとうれしいですね。

特に好きな曲は、
「Let The Demons Free」、「Me, My Enemy」、「Like Father, Like Son」