オプティカル・イリュージョン [ タイム・レクイエム ]
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点数…64
スウェーデンのネオクラシカル・メタルバンドであるタイム・レクイエムの3rdです。
中心人物は鍵盤魔人ことリチャード・アンダーソン。
彼の風貌と、作り出すメロディーは結構好きなんですよね。
2000年代前半はこのTime Requiemに加え、その前にやっていたMajestic、さらにSpace Odysseyとかなり精力的に活動していました。
他のバンドのゲストとしても呼ばれまくっています。wikipediaの彼のページを見ていたところ、Guest apearancesの欄の参加したアルバムのうち7枚も聴いてて、私はこの人のキーボードだいぶ聴いてたんだと改めて驚きました。
Time Requiemでは日本公演も実現しており、これは主に1stの評判がよかったことによるのだと思います。
1stと2ndはクサメロがあって評判がよいという情報は得ているのですが、まだ聴いたことがなく、今後どうしようかなと思うところです。
さて今回の3rdですが、クサメロはどこへ?という内容になっています。
複雑な展開の曲も多いですし、一筋縄でわかりやすいメロスピという感じでは全くありませんね。
リチャード・アンダーソンは弾きまくっていますので、ネオクラのサウンドは特にMajesticあたりと変わりないと思うのですが、どうも歌メロがそれほど面白くないのです。
ボーカルは前作までアポロ・パパサナシオが務めていましたが、今作はヨラン・エドマン。ネオクラ系のボーカルって数人でローテーション組んでやってたみたいな印象がありますね。
ヨラン・エドマンの歌唱は安定していて彼に原因があるとも思えませんので、ただ単に私としてはクサメロがなかったアルバムという位置づけです。
ボーナストラックが「Despair And Pain」。これは自身のSpace Odysseyのセルフカバーですね。原曲とさほど変えてきていませんので、違いはボーカルぐらいでしょうか。
Space Odysseyのニルス・パトリック・ヨハンソンが歌っていた方が、個人的にはパワーがあって好きですね。
好きな曲は、
「Optical Illusion」、「Despair And Pain」。