Ring Of Fire「Lapse of Reality」

点数…60

アメリカのネオクラシカルメタルバンド、リング・オブ・ファイアの3rdアルバムです。

2004年のこのアルバム以降、解散したのか活動休止なのかわからないような状態で長いこと動きがなかったバンドですが、10年後の2014年にいきなり新譜が出て驚いたことも記憶に新しいです(買ってないのですが)。

このアルバムですが、当時買ったことを後悔しました。
速い曲が少なく、しかもメロディーも特に好きになれないという、個人的にはいわゆるハズレな部類に属していました。このバンドはサビ等でのハモリが少ないので、個人的にはそこの加点要素がないというのもあります。

ネオクラバンドであることは過去作からも知っていたのですが、それらには多少速い曲もありましたし、この3rdのジャケに対して、もしかしたらメロスピ曲が多いのではと感じさせるものがあったというのも購買理由の一つではあります。

しかしながらここまで好きになれそうな曲がないというのはなかなか痛手でした。応援しているバンドであれば何度も聴きこみもするのでしょうが、そもそもRing Of Fireはそれほど好きなわけでもなかった上に、マーク・ボールズのボーカルにもさほど魅力を感じていなかったということもあってどうしてもこういう評価としてしまいます。

ただ3曲目の「The Key」は、なかなかおっとなる曲でした。イントロのピアノの音色が軽やかで美しく、歌メロに入っていくまでに期待を抱かせます。キーの高い曲ながらマーク・ボールズが安定して声を出しているのも頼もしいです。サビもなかなか。

タイトル曲の「Lapse of Reality」は妙にサビにクサい部分があります。輸入盤だと1曲目に配置してあるようですが、日本盤では12曲目という微妙に注目度が薄い位置に。これが2曲目だったらもう少し期待を持ってアルバムを聴き始めたかもしれません。

ボーナストラックの「Isn’t It Time」はそこそこ速めの曲ですが特にメロディーに魅力無し。「Isn’t It Time~」と連呼するだけでボートラ相応の内容でした。

好きな曲は、
「The Key」