【Asriel】回顧録 白盤 Reincarnat
|
点数…82
最近は少女病、六弦アリスと同人音楽について触れてきたので、Asrielも外せないだろうということで今回はAsrielです。
アズリエルは男女2人組の音楽ユニット。
インディーズで作品をリリースしており、のちに並行してメジャー流通の作品も出していました。インディーズ作品は今作もそうですがDVDを入れるようなケースに入っています。
独特の音楽性でファンを増やしていたものの、残念ながら2015年に解散してしまいました。
厳密にはメロディックスピードメタルの範疇に入れていいのかよくわかりませんが、結構メロスピ関係のサイトで紹介されていることが多いユニットです。
Metallumのサイトにも個別ページがあったのは少し驚きました。「Melodic Power/Gothic Metal」というジャンル分けにされています。
今作はタイトルに「回顧録」とあるのでなんとなくイメージが湧くかもしれませんが、1stの「白い闇に沈む永遠の夜」、2ndの「ガーネットの波紋に染まる空」のリメイクアルバムだそうです。
1stから1曲、2ndから4曲選出されており、それに新曲の「ガーネットの魔石」「波紋の空へ還る朝」が加えられた内容。2ndから多いな!と思ったのですが、先に出ていた「回顧録 黒盤 Requiem」では1stから多く選曲されていたのでした。
ちなみに私はどちらも未聴だったので、このアルバムは新作同然に聴きました。
ボーカルのKOKOMIさんは可愛い声なので、パワフルなメロスピにはそこまで合うわけでもないのですが、こうした女の子らしい声で頑張ってメロスピ曲を歌っているというのは、なかなかないパターンです。貴重かも。
全体的に速い曲が多いですね。そのためにジャケット絵の深窓の令嬢みたいな雰囲気は特に関係なさそうです。絵自体の雰囲気は結構好きな人がいそうですね。今回のサウンドとしてはゴシックというよりもメロスピ寄りだと思います。
新曲の「ガーネットの魔石」「波紋の空へ還る朝」は両方ともなかなかスピード感があり、メロディーにクサさもあって好内容です。
独特のメロディーの動きをする「宵闇の焔に焼かれて…」も面白いですね。クセになりそう。
特に好きな曲は、
「宵闇の焔に焼かれて…」、「ガーネットの魔石」、「波紋の空へ還る朝」。