ビヨンド・ザ・シー [ ダーク・ムーア ]
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点数…81
スペインのシンフォニックメタルバンド、ダーク・ムーアの5thアルバムです。
エリサが脱退してボーカルがアルフレッド・ロメロに交代してから2作目となります。
彼は中性的な声の持ち主なので、エリサ時代が好きという方でも、ボーカルが男性だから敬遠するということはさほどなさそうですね。
今作ではもともとのシンフォニックさとクラシカルな演奏が健在で、クワイアもそこかしこに入っています。
ただどこか物足りない印象を受けました。
単にクサメロが不足しているというだけですけれど。
PVも作られた「Before The Duel」が1曲目に来ます。
ノリがいいロックな曲ですが、3rd辺りに入っていたら、いまいちな方に数えます。
全体的に疾走曲は半分ほどで、「The Silver Key」「Alea Jacta」あたりはなかなか良いメロディーの楽曲。
あとはインスト曲多いですね。
それが持ち味というか、インスト曲を楽しみにしてるファンもいるのでしょうけれど、私は特になんとも思っていません。
「Vivaldi’s Winter」のアレンジは、ほぉーと思いました。
ボーナストラックの「Innocence」が叙情性のあるサビで思わぬ拾い物でしたが、さらにあとに隠しトラックがあるために無音時間も含め8分超えと、あまり積極的に聴きたくなりませんでした。
特に好きな曲は、
「The Silver Key」、「Going On」、「Alea Jacta」。