Tobias Sammet’s Avantasia「Lost In Space. Part 2」

点数…85

EDGUYのトビアス・サメットが率いるロックオペラプロジェクトがアヴァンタジアであり、本作は彼らのEPです。

タイトルにPart 2とあることからわかるとおり、Part 1もあります。
一緒くたにした「Lost in Space Part 1 & 2」というCDもあるようですね。日本盤は出てないみたいですが。

本作は6曲入りですが6曲目は表題曲「Lost In Space」のバージョン違い。
静かな演奏をバックに、トビアス・サメットと女性ボーカルのデュエットになっています。

「Lost In Space」自体はミドルテンポで、スケールの大きさを感じさせる楽曲です。

今作は2曲ある疾走曲がキラー曲と言ってよい出来です。

まず2曲目の「Promised Land」。
ジャケットの重そうなイメージからは全く異なる、勢いのあるナンバーです。

サビのコーラスも大人数で歌われており、ギターソロも爽やか。
バイクで一気に駆け抜けていきそうなスピードチューンで素晴らしい。

4曲目の「Scary Eyes」もかなりの名曲。
特にサビの途中で転調する部分がクサメロを強化しています。

このほか、「Dancing With Tears In My Eyes」はUltravoxのカバー曲。
割と原曲に忠実なカバーです。Ultravoxはよくメタルバンドにカバーされますね。

The Poodlesもこの曲をカバーしており、どちらもよいのですが個人的にはThe Poodlesバージョンの方が好きですね。

いい内容ではありますが、しかし6曲入りで、うち1枚がバージョン違いのミニアルバムで2,000円というのは高く感じられます。

特に好きな曲は、
「Lost In Space」、「Promised Land」、「Dancing With Tears In My Eyes」、「Scary Eyes」