Gamma Ray ガンマレイ / Land Of The Free 【CD】
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点数…90
ドイツのメタルバンド、ガンマレイの4thアルバムです。
前作まで歌っていたラルフ・シーパーズが脱退し、カイ・ハンセンがボーカルとなりました。
なかなか特徴的な声でHelloween初期でも歌っていましたけれど、今作からかなり長いことボーカルを務めあげ、聴いているこちらもすっかり慣れたどころか、むしろカイの歌もいいじゃないかと思うようになってきました。
今作は1995年にリリース。
メロディックスピードメタルの名盤として知られ、実際にこのアルバムを入門盤に推してもいいと思います。
大半の曲がカイ作曲で、彼のメロディーセンスが光っています。
「Man On A Mission」や「Land Of The Free」といった有名曲が入っていますし、この2曲がまた出来がよく、聴いていて気分が高揚してきます。
有名どころ以外では「Gods Of Deliverance」がベースのルバック作曲。彼はこのアルバム限りで脱退しますが、なぜかGamma Rayらしいメロディーの曲で、結構好きです。
マイケル・キスクが歌う「Time To Break Free」は明るいナンバー。
ちょっとアメリカナイズでもされたのかと思うぐらいの明るいノリが、アルバムのカラーと合っているかは疑問ではありますが曲としてはよしです。
世間的な評価が高い「Rebellion In Dreamland」はなぜか私にはハマらずでしたけれど。
あと曲の合間合間に入るインスト曲が、タイトルはカッコいい割にすぐ終わってしまって少し意味ががわからない。
次の曲の冒頭につなげたらいいじゃないのとも思うんですけどね。
特に好きな曲は、
「Man On A Mission」、「Land Of The Free」、「Gods Of Deliverance」、「Time To Break Free」。