Arthemis「Black Society」

点数…62

イタリアのメタルバンド、アルテミスの5thです。2008年リリースで、もう5作も出てたのかと驚きました。
今作は日本盤がSOUNDHOLICから出ていました。CD-EXTRAで収録曲のPV入り。

結構キャリアの長いバンドで、初期のアルバムはいかにもメロスピというジャケットの絵でしたので、メロスピの歴史をたどっていく上で目にされている方も多いかもしれません。

4thの「Back from the Heat」はクサメロ界隈でおなじみのルイス・ロヨの描いたジャケットですしね。昔のアルバムはAVALONレーベルから出てた時期もあるようです。

と、クサメロ中心のメロスピバンドであるかのような紹介をしてきたのですが、このアルバムではクサメロらしいクサメロは乏しく、音作りもメロスピというよりも正当派ロックバンドに近づいてきています。

ジャケットもメロスピバンドとは思えなくなってきていますので買う前に不安を覚えましたが、その通りでした。

ボーカルは結構長い間、Power Questなどでも歌っていたアレッシオ・ガラヴェロが務めていました。
Power Questのソフトなメロスピには合っていたと思うのですが、正統派寄りになってきたArthemisに合っているのかというと首をかしげます。

あまり聴いていて記憶に残るメロディーがないため、メロスピを追い求めて買う内容ではないと思います。個人的には割と、買って残念だった方に属するアルバムですね。

好きな曲は、
「Fright Train」