【CD】ニュー・イーラ(パート・ワン)ダーディアン [SHCD1-62]
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点数…81
イタリアのメロディックスピードメタルバンド、ダーディアンの1stアルバムです。
Derdianの結成は1998年。2001年ごろにデモを作り始めましたが、そのころはすでにRHAPSODYやLABYRINTHといったメロスピ勢がイタリアで活躍していた時期でもありました。
初期からのメンバーのヘンリーはロード・オブ・ザ・リングが好きで、そこからこうしたヒロイックな曲作りが始まったようだということがライナーノーツに書いてあります。
この1stは、今は解散してしまったレーベルSOUNDHOLICの、ヒドゥンマニアックシリーズのvol.21としてリリースされました。
ボーカルは多少特徴的です。エコーがかなりかかっているのか、他のバンドのボーカルと違う聴こえ方をしますね。
コーラスも比較的厚めですし、キーボードも曲によってキラキラしていますから、それなりに支持を集めてもよさそうだったのですけれどね。
本作については辛辣な評価をしているサイトが結構あり、まあそれもわからないでもないのです。B級っぽいですからね。
しかし継続は力なりというか、精力的にリリースを続けてきた結果、クサメロ界の中心に立てるとして期待が日に日に増すバンドにまで成長しました。
以前のクサメロ界のトップにいた(と個人的に思っている)HEAVENLYやInsaniaのリリースが最近ないことも相対的に評価を上げているのだとは思いますが。
楽曲では特に「Eternal Light」が、まさにその後の彼らの躍進を予見するようなクサメロ。
最後の最後の転調に感動すら覚えます。美メロ。
特に好きな曲は、
「Eternal Light」、「Screams Of Agony」。