★CD/オペラティカ/ザ・コーリング
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点数…65
アメリカのメタルバンド、オペラティカのアルバムです。何枚目かはよくわかっていません。
女性ボーカルの歌い方がややオペラ歌手っぽいという点でのみ、オペラを感じることができます。
この窓辺で佇む女性の美麗に見えるジャケと、バンド名からして、かなりの期待感があったわけなのですが、実際はNightwishの下位互換。
そもそもNightwishに影響受けて結成されたとか書いてあるサイトもありました。
3分台の曲があったり、6分台の曲が連続したりという構成です。
速さはそこそこですが、メロディーにクサみはあまりなく、クワイアが凄いわけでもありません。
キーボードがたまにキラキラしてるのはよいとして、ギターがズゴゴゴいってるのは音楽性に合っているような気がしません。
「Gladiator」とか、ボーカルは繊細に歌っているのに後ろのギターとドラムがうるさく聴こえてしまいます。
聴く側にどういう風にとらえてほしいのでしょうか?
しかもミックスの配分をどう考えたのか、ボーカルの音が演奏に比べてそれほど大きくなく、埋没している感すらあります。
今後はメロディーをクサメロ方向に持っていくのか、クワイアを前面に出してみるのか、現在のシンフォニック方向をキーボード中心に強化するのか、選択の余地があると思います。
とにかくギターとボーカルの方向性は合っていないと思うので、どちらかがどちらかに合わせた方がよいのではないでしょうか。
好きな曲は、
「Tears Of The Sun」、「Last Quest」。