ダーク・ウィングス・オブ・スティール [ ラプソディー・オブ・ファイア ]
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点数…86
イタリアのシンフォニックパワーメタルバンド、ラプソディー・オブ・ファイアの10thアルバムです(Rain Of A Thousand Flamesを4thとしてカウントした場合)。
アレックス・スタロポリと作曲面で並ぶ貢献をしてきた、ギターのルカ・トゥリッリが脱退してから初の作品となります。
ということでアレックス・スタロポリ中心の曲作りとなったようです。
これまでと違ったアプローチになるのではと少し心配していました。
ボーカルのファビオは健在ですし、分厚いクワイアもありますので、聴いてみると思ったほど違和感はありません。
しかし疾走曲の割合は半分ほどですね。
アルバム後半は割と速い曲が連続してくるので、メロスピ好きは後半が気に入りそうです。
3曲目から6曲まで、微妙に長いミドルテンポの曲が続いたのはやや閉口しました。
今回のクワイアはやけに澄んだところが強調されている気がします。
パワフルさは昔の曲の方があったかもしれませんが、綺麗さは近作の方が増しています。
音楽性は昔とさほど変わっているとは思いませんので、単純に曲が気に入るかどうかだと思います。
どうも名前に「Of Fire」がついてから、不当に作品の評価が低くなっている気がするのですが、私はどのアルバムも割と好きなんですよね。
特に好きな曲は、
「Rising From Tragic Flames」、「Silver Lake Of Tears」、「A Tale Of Magic」、「Dark Wings Of Steel」。