Eden’s Curse「Eden’s Curse」

点数…81

多国籍のメロディックメタルバンド、エデンズ・カースの1stアルバムです。

多国籍バンドと呼ばれる所以は、結成当時のベースがイギリス人で、ボーカルがアメリカ人であることからきています。
他の加入メンバーも元Rough Silkの人だったり、Hardlineだったり、Powerquestだったりと、様々なバンドでキャリアを積んできた強者が多いです。

ベースのポール・ローグは今でもバンドに健在ですが、ボーカルのマイケル・エデンは2011年に脱退しています。エデンズ・カースなのですが、バンド名の変更もなく、後任のボーカルが加入します。

この1stアルバムに関して、謎のおねーちゃんが出てくるジャケットの絵では、どういった音楽性なのかは読み取りづらいのですが、かなり聴きやすいメロディックメタルです。

スピード感は並み居るメロスピバンドに比べると中程度ですが、軽いノリのアップテンポな楽曲が多く、あまり聴き疲れしません。

マイケル・エデンはスキンヘッドのごつそうな外見ですが、柔らかい声質のクリアボイスで、バンドのセールスポイントと言ってよいと思います。

クサメロというよりも美メロを見出す方が向いているバンドで、メロスピというよりもメロディアス・ハードと紹介された方がピンときます。

特にメロハー色が強めの「Fly Away」などはいかにもメロハーといった感じのコーラスが聴かれ、Terra Nova辺りが好きな方もいけるのではないでしょうか。

特に好きな曲は、
「Judgement Day」、「Eyes Of The World」、「Fly Away」